最初に何が言いたいかっていうと・・・
今日の試合は13年前の続き。
そういったものではないのかもしれません。
選手たちは今、現在のこの環境下で出来ることを精一杯行い戦っていました。
ストーリーは続いているけども13年前は13年前で区切りはついている。
ただし、1度は競技が無くなり、
今後も残念ながら無くなってしまう。
そんな「オリンピック・ソフトボール」という競技の歴史の
新しい1ページでもありエピローグなのかもしれないと感じましたってこと。
ソフトボール決勝!日本対アメリカ!
結果
2-0で日本の勝ちでした!!
金メダルおめでとうございます。
アメリカチームの方々も本当に見ていて強かったです。
上野投手とオスターマン投手の投げ合いは嫌でも13年前を彷彿させられました。
そして渥美選手のタイムリーヒットに6回に出た超スーパープレー。
後藤投手の絶対的守護神。
7回アメリカチームのレフト。リード選手のホームランキャッチ。
これは本当凄かったですね!!
最終回、上野投手が再登板してゲームセット。
宇津木さんの喜びがダイレクトに伝わりました!!
復活の競技種目
消えたソフトボール
知っている方も多いと思いますが、ソフトボールは2008年のオリンピックを最後に競技種目として外されてしまいました。
「参加国数が少ないこと」
「他の競技種目が増えてきたこと」
こういった理由で日本が金メダルを獲得した年を最後に競技種目として姿を消しました。その後、オリンピックでの競技復活を目指し活動を行っていましたがロンドンオリンピック・リオデジャネイロオリンピックでの復帰には至りませんでした。
ようやく13年の年を経て2020年東京オリンピックの開催都市提案の追加種目として実施されることになりました。ただ2024年パリオリンピックでは競技種目にならないことがIOC理事会・IOC総会にて決定されております。
次、いつソフトボールが競技種目として見られるかは現在未定です。
ソフトボール人気
様々な競技種目があり連日ニュースで取り上げられますが「野球」「ソフトボール」の2つだけはメディアへの露出が取り分け多いです。
戦時中から野球は国民にとっての娯楽として存在していました。連日7時からは巨人戦が中継されており誰もが試合を見たことがあります。反対意見は当然あると思いますが野球はみんなの中に刷り込まれていて源流が同じのソフトボールもまた受け入れられやすかったのだと思います。
そして野球と違い球場や塁間が短いからこその緊迫感とスピード感は目を離せません!
なんといっても「上野由岐子」という絶対的なスターがいたことも大きいです。
「UENO」という投手
ソフトボールと言えば「上野」と答える人は多いのではないでしょうか?
精密なコントロールに豪速球、浮き上がるライズボールにチェンジアップ。
ずっと日本ソフトボール界の絶対的なエースとして活躍し2008年には3連投、最後の2日間のみで413球も投げて金メダルに導いた。各国から最も警戒される絶対的な伝説的投手。
投手は花形ポジションではありますが片時も目が離せないそんな魅力溢れる選手です!
好敵手アメリカ
復活を願って
13年前、決勝戦の試合終了後にグランドでアメリカ代表の選手たちとグランドにボールを並べるシーンを覚えているでしょうか?その時点で競技種目から外されてしまう事が決定していたので共に復活を願う北京オリンピックの名シーンの1つでした。
アボットとオスターマン
アメリカを代表するピッチャーが2人います。
それがモニカ・アボット選手とキャサリン・オスターマン選手です。
共に13年前の決勝メンバーです。
それぞれがオリンピックや大会にて驚異的な記録を残す上野選手と同じくソフトボール界の伝説です。アボット選手は2010年にソフトボールは続けるものの代表チームからは引退。(トヨタ自動車にてプレー)オスターマン選手は2015年にソフトボール自体から引退をしたとのことです。
ただ東京オリンピックで競技復活が決まり2人もなんと復帰をすることを決意しました。今大会でもブランクを全く感じさせない活躍は驚異的です!
まとめ
今日の試合はどっちに転んでもおかしくない試合でした。
日本を応援しつつアメリカの選手達の心境も考えさせられて結局どちらも全力で声援を送っていました!
印象的だったのは日本、アメリカ共に選手たちの笑顔がたくさん見られました!
相手を称えることや味方の頑張りを認める。
スポーツマンシップに乗っ取ってみている自分たちが勇気を貰える試合でした。
オリンピックやってよかったじゃないですか!
こんな人の頑張りや健闘を見せられて何も感じないなんてありえないですよ!
全てを乗り越えてこの横浜スタジアムに辿り着いた各国選手達、関係者の方々に
「ありがとう」
って伝えたいです!
また見られる日。
本当に楽しみにしています!!